恫喝(どうかつ)で党議拘束をかけ、違反したからといって除名や除籍になるんなら、筋を通す政治家として名誉なことだ。
我々は何も党内抗争をしようというわけじゃない。私も郵政改革は必要だと思ってますよ。膨大な郵貯資金、簡保資金が、不必要な公共事業や特殊法人の事業に使われてきた。そういうのを正す理念で郵政公社化法ができて、4年間みっちりやってその時点で判断することになっているのに、折り返し地点で何でこんなに拙速にやるのか。
米国から日本に毎年来ている年次改革要望書を見ると、最右翼に郵政の株式会社化が書いてある。
345兆円の郵政資金は彼らにとって、のどから手が出るほど魅力的なものなんでしょう。
何が小泉純一郎という政治家をここまで駆り立てているか、いろいろ想像すると、やはり米国との約束が一番じゃないかという気がしますよ。
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アメリカのもくろみ、郵政改革。その前にも郵政改革によってアメリカが利益を得るための伏線があきらかになっているような出来事があった。
自己資本比率が足りない銀行には、公的資金を注入し、国有化し、財務体質を改善させて、もう一度、株式市場に上場したところを、自分の国(アメリカ)の所謂ハゲタカファンドに安く買わせ、株価が上がったところで売って、儲けさせることにあった。
大もうけさせて貰ったアメリカのファンドは当然ブッシュさまさまとなり、選挙の時の資金源、かつ、集票マシーンとして使える。
郵貯・簡保を民営化する。340兆円を民間企業が管理するということは、アメリカのファンドに買われてしまうかも知れないと言うことだ。
340兆円民営化、と聞いて、あの新生銀行の悪夢を思い浮かべるのではないか。
今や新生銀行と呼ばれる旧長期信用銀行は経営破綻したときには、一時国有化されて、債権処理のために公的資金が8兆円も投じられた。
その財源は我々の税金である。
そして、それらの処理が終わった後に、日本政府は新生銀行を、リップルウッドという投資会社にわずか10億円で売却した。
一度は上場廃止になった銀行が再び上場することが出来たのは、公的資金を8兆円も使って、財務体質が良くなったからだ。
再上場直後に、リップルウッドは新生銀行の株を買い、短期間で値を上げた株を売却して、2000億円の儲けを出し、まだ、大量の株を保有していて、その含み益が7500億円もある。1兆円も儲かったのだ。
もう一度整理すると、
小泉政権は、日本国民の血税を8兆円も新生銀行に投じた。
その新生銀行をたった、10億円で、リップルウッドに売った。
10億円で新生銀行を買ったリップルウッドは、1兆円、儲かった。
郵貯簡保に預けてあるのは公的資金とか言う人がいるが、あれは全て国民が預けた「民」のカネである。国が預かっていれば、アメリカと言えども買えない。
しかし、欲しくて仕方がない。小泉元首相は、そのアメリカの求めに応じたのである。
郵貯・簡保が民間企業になれば、株を買い占められたらおしまいだ。
アメリカのファンドは新生銀行の時のような、しかも桁違いの大もうけの機会を狙っている。
だから、ブッシュは小泉元首相に郵政民営化を要求した。 冒頭の記事における平沼氏の発言はそういうことだ。
平沼 赳夫
(ひらぬま たけお、1939年(昭和14年)8月3日 - )は、日本の政治家。衆議院議員(9期)。
運輸大臣(第73代)、通商産業大臣(第66代)、経済産業大臣(初代・第2代・第3代)を歴任。
現在、北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟(拉致議連)会長。また、日本人拉致問題の解決の妨げになるとして、人権擁護法案に対して反対の立場をとり、真の人権擁護を考える懇談会会長を務める。
小泉内閣では前内閣に引続いて経済産業大臣を2年半にわたって務めるなど重用され、ポスト小泉(将来の自民党総裁兼内閣総理大臣)の有力候補として注目されていたが、2005年7月5日、郵政民営化法案の衆議院本会議採決で反対票を投じた。このため2005年9月11日の第44回衆院選では自民党公認を得られず無所属で出馬。自民党公認の阿部俊子を破り9回目の当選を果たす。特別国会の首班指名では、小泉純一郎に投票したが、郵政法案の衆議院再採決では反対票を投じた。解散総選挙で自民党を非公認になり、無所属で当選した13人のうち再び反対票を投じたのは平沼一人であった(野呂田芳成は欠席)。郵政と選挙における行動によって、自民党から離党勧告処分が下った。ただ、法案に再び反対した平沼には除名処分が確実といわれていたが、首班指名では小泉純一郎に投票したため離党勧告処分にとどまった(野呂田は国民新党の綿貫民輔代表に投票したため除名処分となった)。
離党後も麻生太郎等と会談していた為、いずれは自民党に復党すると見られていたが、2006年の夏には民主党代表の小沢一郎や他の郵政造反組と一緒にゴルフを楽しんだり、一新会の勉強会で講演する等と民主党に接近する動きもあり、今後の動向が注目を集めている。日本会議国会議員懇談会会長を務める。
2006年10月以降に注目された郵政造反組復党問題では無所属造反議員の中心となり、自民党執行部との交渉役となっていたが、厳しい復党条件に反発し誓約書にただ一人署名せず、他の11人の復党を先行させる傍ら自らの復党は見送る判断をした。
生命の実相を愛読書とする。
---------------------Wikipediaより抜粋--------------------